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CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 6話の動画を観た感想です(ネタバレ)

「CRISIS」見逃し動画ここで観ます

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元ネタはもちろん「あの事件」

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小栗旬さんと西島秀俊さんが主役を演じるCRiSiS(クライシス)第6話、面白かったです。これ、ほとんど実話なんですよね、いろいろ変えてはいますが。元ネタはもちろん地下鉄サリン事件と國松孝次警察庁長官狙撃事件です。サリン事件は宗教教団が起こした事件だし、狙撃事件は未だにモヤモヤした感じだし。まさにCRiSiS的?

まず、地下鉄爆弾事件。これは、1995年(平成7年)3月20日にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件がベースですね。ただ、例によって爆弾テロ事件に変えられています。最近のテロはヨーロッパではトラックやバスの暴走による無差別殺人が多いですが、これはいろいろ難しい。

まず、映像化するのにはトラックやバスで人を轢いたりはねたりしなければなりません。これはスタントが必要でコストもかかるし、CRiSiSは自動車メーカーがスポンサーにいるので営業的にもまずいでしょう。化学兵器、特にサリンなどの神経ガスを使ったテロは、被害者の演技だけで再現できるはずですが、洗剤なんかも化学品だから、これもスポンサーへの配慮でしょうか?

結局、爆弾テロがいちばん無難。爆弾つくっているスポンサーはいませんからねえ。それにCGで再現するのも簡単だし。だから、CRiSiSって爆弾絡みの事件が多いんですよね。あと、地下鉄サリン事件は同時多発テロで多数の被害者を出しましたが、今回は里見1人の犯行なので、爆弾テロじゃないと難しいという点もあったのかな。

現実のサリン事件では複数の信者が犯行に加わっていますが、当時、公安の潜入捜査官もオウム内にいたはずです。サリン事件じたいも、事前に分かっていたという説もあります。あの時点で警察や公安が、オウムをマークしていたのは事実ですし。その辺りの経緯はもちろん表には出ませんが。

ひょっとしたら、鍛治さんっていい人?

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CRiSiS第6話では復讐として扱われていた警視総監狙撃事件。現実には、警視総監ではなく警察庁長官に対する狙撃事件です。なお、第6話で警視総監(嶋田久作)が鍛治(長塚京三)に「数年後には君もこの椅子に座るだろうから」と言っていますが、実際、警視総監は警察庁警備局長がなるケースが多いのです。

鍛治は警察庁警備局長ですから、これは非常にあり得る話です。また、現実に起きた警察庁長官狙撃事件は結局解決されていません。警察庁長官と言えば警察のトップですからねえ。その狙撃事件以上に重要な事件があるわけもないのですが、それが未解決ということは、敢えて解決していないってことでしょう。まさにCRiSiS的な闇ですね。

第6話は、その鍛治がまた良かった。「小石をダイヤモンドにする」と鍛治が言っていました。その真意は、里見による警視総監狙撃を予測してのもの。つまり、このドラマの世界で里見はもはや過去の人物。まさに「靴に入った小石」に過ぎないけれど、それが警視総監狙撃犯になれば第1級の犯罪者になってくれます。

しかも、特捜班が里見を逮捕できなくて警視総監が死ねば後任に自分がなれるし、逮捕に成功すれば警察内部での鍛治の地位は確固としたものになる。どっちに転んでも損はない。まさに鍛治の冷徹な計算でした。そのために、「警視総監の警備強化を」という特捜班の応援要請を受けるなと、事前に側近の青沼に命じていたわけです。

特捜班は無慈悲な鍛治の手の中で転がされていただけなんですねえ。前回は「ひょっとしたら、鍛治さんっていい人?」と思っちゃいましたが、やっぱりイメージ通り。また、長塚さんの硬い演技が合ってますよねえ。言葉は柔らかいんだけど身体の動きがガチガチしてて。とにかく今回はとても良い内容だったので、見逃した人は是非見た方が良いですよ。「CRISIS」見逃し動画はここで観てます⇒FOD(フジテレビオンデマンド)

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