テレビドラマで打線組んだ

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遺留捜査4 1話 動画をみた感想です(ネタバレ)

視聴率13.1%と鉄板の貫禄

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テレ朝『遺留捜査』第4シリーズ(以下、『慰留捜査4』)第1話です。連続ドラマとしては2013年以来4年ぶりです。その間にスペシャルドラマとしては放送されていましたが。しかし、テレ朝は『相棒』や『科捜研の女』みたいに固定ファンを掴んだシリーズドラマが得意ですよねえ。『慰留捜査4』第1話も視聴率13.1%と鉄板の貫禄です。

『ドクターX』なんかもそうですが、手堅く視聴率を稼ぐコンテンツが無難ですよねえ。今期日テレの『過保護のカホコ』みたいに炎上狙いっぽいドラマもありますが、そういうのはいろいろリスクが大き過ぎます。さて、『慰留捜査4』ですが、まず、『慰留捜査』シリーズの主人公は糸村聡(いとむら さとし)です。

糸村は慰留品に拘る刑事です。階級は警部補。他人から見ると大したものではなさそうな慰留品から事件を読み解くのです。これまでの所属は東京の月島中央警察署、もんじゃ焼きで有名な月島でした。『慰留捜査4』では一転、京都府警捜査一課の特別捜査対策室に転任になりました。なお、演じているのは上川隆也です。

さて、『慰留捜査4』第1話では、糸村は観光目的で神戸港の遊覧船に乗ります。そこには支援者を伴って代議士の長部麗子(財前直美)が乗っていました。ところが、なんとエンジンが爆破されます。そして、遊覧船の運営会社「黒沢興産」に2億円出さなければ被害者が出るぞと脅しの電話が掛かって来ます。

黒沢興産の社長・黒沢雄大がお金を運び、まんまととられてしまいます。しかし、糸村が手旗信号で不審車両の存在を知らせていたことから、黒沢興産を最近追われた社員たちが捜査線上に浮かび上がります。なぜ、手旗信号かと言うと、乗客たちは犯人の指示で携帯電話をみな取り上げられていたからです。

栗山千明も加わって今後に期待

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結局、この一味は逮捕されるのですが、彼らに爆弾製造の技術はありません。また、黒沢興産に2億円もの現金があることを犯人が知っていたのも不自然。特別捜査対策室では、長谷部麗子に疑いの目を向けます。正直なところ、『慰留捜査4』第1話、この辺りから無理やりな展開が目立ちました。

初回で時間拡大なので話を複雑にせざるを得なかったのでしょうが、代議士の長谷部麗子をいきなり疑って、警察が何の証拠もなしに本人に怪しいと言いに行くのはちょっと無いかな。しかも、基本的には十年以上前の問題。十数年前、長谷部麗子が初出馬した際、既存の候補に婦女暴行疑惑をでっち上げて引き下ろしたのです。

その被害者と称する女性が実は黒沢雄大の恋人で、しかも、雄大はその後、警察に出頭すると言い出した女性を殺してしまいました。さらに、長谷部麗子がその犯行を知っていて、半ば脅す感じで雄大から選挙資金を出させていたのです。さらにややこしいことに、その雄大を、殺された女性の父親が勢いで殺してしまうのです。

ちなみに雄大を殺した男が爆弾製造犯で、要するに、元社員と被害者女性の父親が共犯だったのです。しかも、その奥に雄大の父親(伊東四朗)もいました。実は、婦女暴行疑惑の真相を知り、疑惑を掛けられた元代議士の娘(南沢奈央)に罪を償うのが彼の動機。つまり、動機の違う三者が共犯で爆弾事件を起こしたわけ。

これは無理やりです。実は爆弾爆発の後、エンジンルームに飛び込んだ糸村が和歌の書かれた短冊の断片を見つけていました。脚本家は、これを親娘の愛情と絡めたかったようですが、いろいろ盛り込み過ぎて展開が雑でした。今回、ストーリーはイマイチでしたが、栗山千明などもキャストに加わった『慰留捜査』、今後に期待しています。